肥満の原因|二次性肥満(症候性肥満)

二次性肥満(症候性肥満)とは

病気があって、そのために起こる肥満を二次性肥満(症候性肥満)といいます。基礎疾患によって、肥満と同時にさまざまな症状が出ます。

視床下部性肥満

ものを食べたいという欲求をつかさどる摂食中枢、おなかがいっぱいだという指令を出す満腹中枢はいずれも脳の視床下部にありますが、ここが腫瘍や外傷などによって圧迫されたり傷ついたりすると、摂食欲求や行動のコントロールが利かなくなり、肥満になります。視力障害、視野欠損、頭痛、嘔吐などを伴います。

 

内分泌疾患性肥満

コルチゾールという副腎皮質ホルモンが分泌過剰になって、食欲亢進などが起こると考えられているクッシング症候群、甲状腺ホルモンの分泌不足あるいは作用不足のためにエネルギー代謝機能低下をきたす甲状腺機能低下症、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞に腫瘍が発生して分泌異常をきたすランゲルハンス島腫瘍などの病気はいずれも肥満につながります。

 

クッシング症候群は丸い顔、多毛、無月経など、甲状腺機能低下症は皮膚の乾燥、脱毛といった特徴があります。ランゲルハンス島腫瘍は動悸、冷や汗、顔面蒼白などの低血糖症状が起こり、それを予防するために頻繁に食べるようになるので肥満になります。

 

遺伝性症候群による肥満

染色体の異常によってさまざまな症状が出ることがありますが、その一環として肥満になります。低身長、知能障害、運動機能の遅れなどを特徴とします。

 

薬剤性肥満

副腎皮質ホルモンや経口避妊薬などの使用が原因のものです。

 

アルコール性肥満

酒などアルコールの過度な摂取によって、肝臓の脂肪代謝機能が影響を受けることがあります。

二次性肥満(症候性肥満)関連ページ

原発性肥満(単純性肥満)
過食によるエネルギーのとりすぎや運動不足によって起こる肥満です。肥満の90%以上を占めます。
肥満症の問題点
肥満症が何よりも怖いのは、合併症をもたらしやすいという点です。
子供の肥満原因
子供の肥満となる原因は生活習慣から・・・肥満児になりやすい生活習慣の例を上げています。
減量治療の必要な肥満とは?
このエントリーでは「減量治療の必要な肥満」を解説しています。